「あつまれ辺野古」4日目
悲嘆の夜が明けて。ゲート前は故人を悼む人々で溢れた。
「沖縄の人はこんなとき、一人でいられない。一人では耐えられない」山城ヒロジ
「あつまれ辺野古」2日目
8月7日、「あつまれ辺野古」2日目。今日も早朝から約60名が埋め立て用土砂の搬出拠点である本部町塩川港に集まった。が、昨日同様港はもぬけの殻。本日の搬出なしとみて、嘉手納の沖縄防衛局へ移動することに。
嘉手納町、沖縄防衛局。
県民の同意を得ぬまま違法工事を強行する防衛局に、直接工事中止を訴えます。
沖縄防衛局長宛ての要請書です。埋立承認撤回に伴う聴聞に期日通り応じるよう求めています。
怒れる市民の声を直接届けるべく、集まった全員での手交を求めるも防衛局は頑として応じない。防衛局はあらゆる声から逃げ続けています。
要請書は「職員一名が玄関で受け取る」との回答。それでは何の意味もない。防衛局長に届くこともなく、握り潰されて終わりです。あくまで面会を求めるが、閉庁時間を過ぎても態度に変化なし。まさに「暖簾に腕押し」。ここはいったん撤収し、明日に備えます。
一方、キャンプシュワブ・ゲート前。今日も工事車両の搬入なし。
座り込む人たちは束の間の休息。
全国支援者からの差し入れで、かき氷と冷えたスイカが振る舞われました。抵抗の中にもささやかな楽しみを。いつでも愛とユーモアを。これが長続きの秘訣です。
【緊急告知】沖縄防衛局包囲行動
☆中嶋浩一郎防衛局長との面会を求めます
☆辺野古新基地建設に従事する防衛局職員に直接抗議の声を伝えます
8月8日(水)午前7時 沖縄防衛局(嘉手納町字嘉手納 290-9)へお集まり下さい! 主催:あつまれ辺野古
「あつまれ辺野古」1日目
辺野古埋め立てに使う土砂は本部(もとぶ)町塩川港から海路で搬出される。8月17日以降はここでのたたかいが非常に重要になってくる。今日はおよそ100名の仲間が早朝から結集し土砂の積み出し阻止に備えた。
いつも大量に配置される防衛局員が、今日はいつまで経っても現れない。
これは…搬出なしだ。当面必要な土砂は既に積み出された後なのか、それとも阻止行動の成果なのかは分からないが…とにかく安堵。
港にはミジュンの群れが回ってきた。
山も海もため息の出るような朝の港の、のどかな風景。結局、朝の土砂搬出作業はなかった。
塩川港での行動を終えた後の方針を参加者全員で話し合った。
この運動にリーダーはいない。一人ひとりが主体的に考え動く、権力からすれば最も厄介な存在だ。話し合いの結果、防衛局が要求している聴聞延期を拒否するよう県庁に求める行動へと移ることに。本部町から那覇へ大移動開始!
一方キャンプシュワブゲート前の気温は、朝9:00の時点で37度を突破。
じりじりと焼け付く日差しに耐え、工事車両の搬入に備える。
目の見えない奥さんの手を引いてゲート前に来る男性は、いつもトイレ送迎呼びかけなどの裏方作業を黙々とこなしている。
炎天下のもと座り込みは続く。
今日はゲート前、海上行動、塩川港(土砂搬出阻止)、沖縄県庁(防衛局聴聞延期拒否を求める行動)、国道事務所(ゲート前仮設柵への抗議)と複数の現場で行動が繰り広げられた。そして工事車両の搬入はなし!何よりです。
塩川港から県庁へ向かった仲間から嬉しい報告。
防衛局が要求していた埋め立て承認撤回に伴う聴聞延期を県が拒否と。予定通り9日に聴聞が行われる。やった!
夕方のニュースでも報道されました。
辺野古の海でいま起きていること - あつまれ辺野古!
8.4海上大行動。44艇のカヌーと8隻の抗議船で海へ出た。工事を一分でも一秒でも止めたい。
対峙する海保は数えられただけでもGBボート20艇以上、ざっと百数十名。
本来海を守るべき屈強な海の男たちが、外国の軍事基地建設のための海の破壊に手を貸している。異常な光景。
建設中の新基地の巨大さに、改めて驚愕する。何物も寄せ付けないコンクリートの壁で海が仕切られ、いのちの海は見る影もない。どうやら、人類はとんでもない事をしでかしてしまったようだ。取り返しはつくのだろうか。
護岸工事現場に米兵が現れた。憲兵隊を引き連れ視察に訪れたようだ。送迎車両には、海兵隊司令部所在地である"camp butler"との表示が。将校クラスだろうか。
憲兵が埋め立て予定区域を指差しながら解説している様子が見える。「ご安心下さい、基地建設は滞りなく進んでおります」―そんな声が聞こえてきそうだ。
屈辱的だ。日本は独立国といえるのだろうか。沖縄は一体何なんだ。海保の諸君、あなた方は一体何を何から守っているのか。毎日壊されていく海を見て何を思う?
この間にも、次々に投入される巨石。カヌーメンバーは海保に拘束されこの残酷な光景をただ見守るしかない。
波に揺られながら考えた。海を壊すのが人間なら、海を護るのもまた人間だ。戦争を始めるのが人間なら、平和を作るのも人間だ。
必ず止められる。知恵を絞り、この愚行を止める方法を探したい。
さあ、今日から連続大行動。まずは現場へ。この現実を一人でも多くの人たちに知ってもらいたい。そして一緒に考えましょう。
あつまれ辺野古!
新たな護岸が締め切られた。でも諦めない。
辺野古の海ではまたもや新たな区域の護岸が締め切られたようだ。ドミノを倒すように、次々と海が壊されていく。泣きたくなるけど絶対に諦めない。明日は海上大行動。週明けからゲート前連続行動。